お知らせ
こつぶろぐ
2026.05.19
〜オルゴールが人の想いを紡いでくれたお話し〜🍀
先日、本部から届いた「セラピーニュース」の中に、少し寂しいお知らせがありました。
長年、多くの方に愛されてきた
144弁シリンダーオルゴール
「ラ・カンパネラ」。
スイス・ルージュ社製のこのオルゴールが、廃盤になるとの知らせでした。
このオルゴールは、オルゴール療法研究所と協議を重ね、約2年という長い年月をかけて編曲に成功した、特別な一台です。
オルゴールセラピー用としても、本当にたくさんの方に愛され、心を癒してきた“生の響き”。
けれど時代の流れの中で、
円安、社会情勢、材質の確保、職人さんの減少…。
様々な理由が重なり、とうとう製造終了となってしまいました。
そんな中、偶然にも親友から一本のLINEが届きました。
彼女は以前から72弁オルゴールを大切に使ってくれていて、毎朝欠かさず、生の響きに耳を傾けている人です。
何気ないやり取りの中で、私はふと、
「144弁ラ・カンパネラが廃盤になるんだよ、、」
と伝えました。
すると彼女から、
同居されていたお義父さまが旅立たれ、
相続のこともようやく落ち着いた頃だったそうです。
彼女は、亡きお義母さまのお世話も愛情いっぱいにされていて、お義父さまともとても仲良しでした。
そしてその話を聞いた旦那さまが、
彼女の“オルゴールを大切にしている姿”をずっと見ていてくださったのです。
144弁オルゴールは、とても高価なもの。
ずっと欲しい気持ちはあっても、簡単には手が届かず、悩んでいたそうです。
けれど旦那さまは、
「いいんじゃない?」
と、快く背中を押してくださったそうです。
私はすぐに東京本部へ連絡をしました。
すると…
なんと、
最後の一台が残っていました。
すぐに確保していただき、
そのことを彼女へ伝えると、本当に喜んでくれて…。
そして彼女は、
「きっと義父が私にプレゼントしてくれたんだと思う」
と、涙ながらに話してくれました。
その言葉を聞いた時、
私まで胸がいっぱいになってしまいました。
人の想いって、
目には見えなくても、
ちゃんと繋がっているんですね。
オルゴールは、ただ音楽を奏でるだけではなく、
時に、人と人との想いを紡いでくれる存在なのかもしれません。
最後の一台が、
本当に必要としていた人の元へ届いたこと。
それは偶然ではなく、
きっと優しいご縁だったのだと感じています。
義父さまからの、
「ありがとう」のギフト。
これからもその生の響きが、
ご家族の心を優しく包み込んでくれますように。

